テーマ:親権・子の引渡し・発達障害

「MORGEN」2018・1(No.188)に代表と副代表の対談記事が掲載されました。

遅くなりましたが、新年、あけましておめでとうございます。 昨年最後の、といっても、正確には2,3週間前のブログに、雑誌MORGEN(ドイツ語で「明日」という意味)のインタビューを受けた旨を載せましたが、そのインタビュー記事が2018年1月9日発売の2018・1月号に掲載されました。 全国の学校向けの雑誌で、学校の先生なら誰でも知…
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DV・モラハラ・ストーカー等について「心の問題と家族の法律相談」を出版しました

日本加除出版から「心の問題と家族の法律相談」を酒田素子精神科医の協力を得て出版しました。 http://www.kajo.co.jp/book/40702000001.html 実は、本書は、他の法律専門書と際だって異なる特徴があります。 DVやモラハラ、ストーカー、児童虐待に関する書籍は多数ありますが、本書の際立った特色は、精神…
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面会交流の勝負は時間と回数?

面会交流の主な争点は、「回数と時間」である。非監護親は、できるだけ多くの時間と回数の面会交流を求め、監護親は、逆に、できるだけ少ない回数と時間を主張し、子どもを間に挟んで互いにせめぎ合うというのが、家裁での典型的パターンだ。 ところで、面会交流の回数と時間は、多ければ多いほど子どもの福祉に資するのだろうか? もともと面会交流の目…
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モラルハラスメントと自閉症スペクトラム

モラルハラスメントの背後には、自己愛性パーソナリティがあることは、今や、異論がない。 このモラハラが強いと配偶者を追いつめ、配偶者が些細なことで激情するようになり、外見的には、モラハラ加害者が正常で、モラハラ被害者が境界性パーソナリティ障害に見えてしまうことがある。だから、相手方配偶者が境界性パーソナリティ障害だと主張する場合、主張す…
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離婚を前向きにとらえる! 「前向き離婚の教科書」発売

弊所副代表森元みのりの「イラストと図解でよくわかる! 前向き離婚の教科書」が、本日(8月26日)日本文芸社から発売されます。 いまや家事事件専門家の間で座右の書となっている「簡易算定表だけでは解決できない養育費・婚姻費用算定事例集」「2分の1ルールだけでは解決できない 財産分与額算定・処理事例集」という専門家向け書籍と異なり、一般の方…
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審判だけでは解決できない子供の引き渡しの強制執行

親子問題で、親権・監護権がこちらに来た。しかし、相手は引き渡さない。こういう場合は、判決や審判に基づいて、動産執行の一態様として子供の引き渡しを求めることになる。 普通、動産執行というと、自動車等の「もの」が対象だし、目的も金銭回収。純粋にお金だけの問題。ところが、「子の引き渡し」は、対象が子供であり、目的は、金ではない。おそらく、執…
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「監護者の指定」に関する諸原則だけではにわかに解決しがたいケース

親権・監護権の帰属は、ある程度、場数を踏んでいると概ね予想できる場合が多い。 監護権・親権の帰属判断には、継続性の原則・母性優先の原則・子の意思の尊重原則・比較考量の原則・奪取の違法性等があり、多くは、この原則に従って判断する。この原則を適用して、それが一つの方向を向いているなら、判断は簡単である。 例えば、妻が子供を連れてDV夫か…
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これからの面会交流の「正義」の話をしよう

設例1 父親は、精神的に不安定な母親が子供を虐待しているとして子供を連れ去ったが、裁判所から子供を母親に引き渡すよう命じられ、以来、子供とは面会ができていない。 家庭裁判所に面会交流の調停を申し立てたが、母親は、一切拒否。裁判所は調査官に面会交流の可否を判断するために調査官を子供のいる家庭に派遣しようとしたが、母親はそれも拒否。母親…
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子の引き渡しの保全処分が認められる基準

別居中の夫婦間において、夫婦の一方が、他方のもとで事実上監護されていた子供を連れ去った場合、連れ去られた親は、子の引き渡しと監護者指定の審判を求めるとともに保全処分の申し立てをします。審判が出ても抗告されると確定せず、直ちに強制執行ができないからです。 しかし、いかなる場合にこの保全処分が認められるかは、いまいちはっきりしない。 こ…
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子の引き渡しを求める審判で考慮される要素

離婚問題で一番難度の高いのが面会交流と「子の引き渡し」を求める審判です。離婚だけなら大人同士の問題だけだが、この二つは「子供の心」が絡んできます。どの案件でも、絶対の「正解」がない。特に保全処分が申請されている場合、対象が子供であり、その子や家族の一生を左右することにもなりかねない。不動産や金銭なんかの仮処分と異なり、簡単には結論が出せ…
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100日面会交流で親権変更の判決

昨年、話題になった「離れて暮らす親と子どもとの面会交流に積極的な父親に親権を認めた千葉家裁松戸支部判決」。結局、東京高裁でひっくりかえったけど、代理人弁護士が記者会見まで開いたものだから、すっかり話題になりましたね。 こういう判決って、これが初めてではなく、実は、ときどき、出ているんです。ただ、家裁の審判は非公開だし、担当弁護士も記者…
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夫のモラハラと妻の境界性パーソナリティが表裏一体のケースが、それなりにある

夫のモラハラには、その背後に、自己愛性パーソナリティが強く影響していることが非常に多い。そのレベルが「障害」というレベル、つまり、「臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、あるいは他の重要な領域において機能の障害をもたらしている」(米国DSM)というレベルには、達していないが、それに近いなぁというレベルの夫には、しばしば遭遇する。この…
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親権者である元配偶者の再婚相手と子供が養子縁組した場合、非親権者からの親権者変更申立は認められるか

離婚して子供の親権が妻になった。しかし、元妻は、再婚し、子供は再婚相手と養子縁組をした。しかし、どうも、その養父が子供を虐待し、その養父の行為を元妻が見て見ぬふりをしている。 こういう場合、当然、親権者変更を求めることになりますが、はたして、民法819条第6項に基づいて親権者変更ができるか、という問題があります。 同上は、「子の…
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一見すると実現困難な離婚相談の解決策

弊所副代表森元が、(株)レガシイから「一見すると実現困難な離婚相談の解決策」というDVD(CD・ダウンロード・ストリーミング)を出しました。 https://www.legacy-cloud.net/ordinary_products/3055 夫婦親子問題の中には、単純に解決できる問題と非常に難しく弁護士の力量が問われる事件と…
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広汎性発達障害と親権問題・児童虐待

広汎性発達障害は、男性に多いと言われていますが、女性にもいます。男性の場合は転職を繰り返すパターンが多いのですが、女性の場合は、子供への虐待という深刻な問題に発展します。 広汎性発達障害の特徴は、ひとつのことに集中してしまい、全体を見渡すことができないということです。 これが、社会性・対人関係の障害となって現れます。興味のあるものに…
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子の奪い合い  連れ去りを追認した事例と否定した事例

子の連れ去りは、毎月、何件か受任する事件である。子供や家族の一生がかかる問題であり、家事事件のなかでも、面会交流と並んで一番難しい分野である。 まず普段から子供を監護している母親が子供を連れ去ったとすると、家裁は、いわゆる連れ去りという認識はしていない。連れ去りの一つなんだという意見もあるが、家裁実務としては、普段から子供を監護し…
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「子どものために離婚しない」は本当か?

離婚相談をうけていて、しばしば、「別れたいが子供のために離婚できない」という発言を聞きます。 本当にそう思って発言している人もいれば、自分が離婚したくない気持ちを素直に表現できず、子供のせいにして離婚拒否しているケースもあります。 子どものためには離婚しない方がいいというのは、特に幼少期では、ある意味で真実です。 子供、特に幼…
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離婚原因としての児童虐待

離婚事件の相談や依頼を受ける際、離婚原因として、配偶者の児童虐待をあげる例が多い。相手方配偶者が子供を虐待するから離婚したいという人、逆に、子供を虐待したとして離婚を求められている人、さまざまであるが、この10年ほどで急速に件数が増えたと思う。 その背景には、社会全体が子供自身の発達権を尊重するようになり、「子供は自らの力で育つもので…
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夫婦親子問題に解決に必要な知識とは  1年を振り返って

もうすぐ1年が終わります。 今年も、離婚事件や親子問題の難しさを痛感した1年でした。 以前、大量生産型債務整理事件処理で名を馳せた某弁護士が、その著作のなかで、「離婚事件は単純だ、離婚原因、親権、財産分与、慰謝料、面会、この5点のポイントをマニュアルに従って事務員が事情聴取し、それ以外の人生相談みたいな部分は意味がないので取り上げな…
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発達障害者は、心の目が不自由な人―夫婦の一方がアスペルガーの場合

発達障害・アスペルガーという概念は、DSM-5では自閉症スペクトグラムという概念に吸収されたが、現場では、依然として使用されている。相談でも、配偶者が発達障害やアスペルガーではないかという相談が多い。 自分は、精神科医ではないので、断言はできないが、そういう相談の多くは、単なる性格の不一致を発達障害とかアスペルガーと勝手にレッテル貼り…
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家事事件とDSM―5  消えた「アスペルガー・広汎性発達障害」概念

面会交流や親子問題では、精神医学の基礎知識が欠かせない。弁護士は、法律論の勝敗だけで考えず、その行為が、子供の心にどういう影響を与えるのか、どうするのが、その子の発達に一番役立つかという観点から事件処理をしなければならない。そのためには、交通事故で弁護士に整形外科的知識が必要になるのと同じように、夫婦親子問題では、精神医学・児童心理・児…
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家裁が、子の連れ去りを認めるケースとは?ハーグ法から推測する。その2

前回のブログで述べたが、ハーグ法では、子供を連れ去った場合でも、子供の返還が拒否出来る場合を定めている。これを国内の連れ去りに当て嵌めると以下のようになる。 1,子供の連れ去りから1年経過して子供が新しい環境に慣れてしまったら、原則として、子供は帰すべきでない。ただし、子の福祉に反する時は、返しなさい。 ←「1年」は一つの目…
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家裁が、子の連れ去りを認めるケースとは?  ハーグ法から推測する。

欧米各国の圧力もあって、日本もハーグ条約に加盟したが、それにあわせてハーグ法が制定され、平成25年6月19日に公布された。 ハーグ法は、ハーグ条約を国内で実行するための法律であるが、注目すべきは、27条と28条である。 ハーグ法27条は、返還を認める認容要件として、次の1~4を定めている。これは、国内での連れ去りに子の引き渡しを…
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裁判所が親権者・監護権者を決める基準

親権・監護権を決める基準については、弊所のホームページで、一応の基準を公表しているので、そちらをご覧ください。 http://www.katei-net.com/shinken/qa.html#q4 ただし、現実の事案では、いくつかの原則を総合的に適用し、より妥当な結論を導いている。 家裁が一番重視する要素は、子供の年齢により…
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ハーグ条約から、「子の連れ去り」が容認される場合を推測する

平成25年5月22日、ハーグ条約が国会において承認され、同年6月12日、ハーグ条約国内実施法が国会において成立しました。施行時期は未定です。 このブログを読まれるレベルの方は、皆、ハーグ条約がどういうものかはご存知だと思います。簡単に言うと、 国際的な子の奪取の事案(①婚姻関係の破たん後に②父母の一方が他方の了解を経ずに③16歳…
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親権者が死亡した場合の子供の親権  別の観点からの遺言の勧め

現在、家庭裁判所で一番ヒートアップするのが親権をめぐる争いである。日本では相も変わらず、単独親権制であり、他方で面会交流もスムーズにいかない例も少なくないことから、代理人としても、依頼者の心情を思うと、非常につらい面がある。 ところで、仮に裁判を勝ち抜いて親権を獲得したら、次の心配は、自分が死んだら子供はどうなるのか、もっと俗っぽ…
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「子供の意思」とは何か?

「子供の意思」は、家事事件では、たえず問題になる。親権者・監護者を誰にするか、面会交流を認めるか、認めるとしたらどの程度か?これらの決定にあたっては、「子供の意思」が最大のキーポイントだし、当事者も「子供の意思」を最大の理由として主張してくる場合が多い。 家事事件手続き法でも、子供の意思を最大限尊重することとし、子供代理人制度までつく…
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離婚は、子供にどのような影響を与えるのか

離婚に際し、多くの夫婦が「子供のためにも別れたい」「子供のために別れるべきではない」という発言をする。どちらも、「子供のため」と言いながら、出てくる結論は正反対である。 それでは、両親の離婚という問題に直面した子供は、本当はどうなのだろう?離婚当事者としては、考えたくない問題だが、回避することができない問題である。 離婚が子供に…
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離婚とアスペルガー障害

前々回、離婚事件では、人格障害という単語がしばしば登場すると述べましたが、アスペルガー障害という単語も、それに劣らずよく使用されます。 ただし、人格障害が、もっぱら離婚事件で離婚原因として問題になるのに対し、アスペルガー障害は、離婚原因もさることながら、親子関係でむしろ問題になるケースが多いですね。 子供がアスペルガー障害を抱え、妻…
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親権を停止する!!

改正民法の施行で新しく創設された制度に親権停止制度がある。昨今、親による虐待が問題化する一方で、児童相談所等による児童救済が、親権の壁に阻まれ、効果的に発動されなかったことを考慮しての新制度である。 これを従前の親権喪失制度と比較すると以下のようになる。 旧民法834条 父母が 親権を乱用し、又は、著しく不行跡である場合 …
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