有責配偶者からの離婚が認められるには最高裁によれば以下の3要件が必要である。
① 子供が成熟している
② 離婚しても相手を経済的に困窮させない
③ 相当長期の別居
ところが、家裁判決で、この3要件の一つも充足していないのに離婚を認めた判例がある(平成27年5月21日札幌家庭裁判所判決)。家裁の判決であり、今後のリーディングケ…
不倫した配偶者からの離婚が認められるには、
① 夫婦間に未成熟子がいない。
② 離婚を認めても経済的に配偶者を困窮させない
③ 相当長期の別居
という3要件を充足しなければならないというのが、最高裁の示した判断であり、実務でも、この基準にしたがって判断されている。
この3要件のうち、①②は、弱者保護の原則である。離婚を認め…